任天堂のポケGO効果、120億円 君島社長「想像以上」

任天堂(京都市南区)は26日、7月に国内外で配信を開始したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の世界的なヒットの影響で、9月末までに120億円の利益を得たと発表した。
本業であるゲーム機の販売不振が続く中で、利益を下支えする「孝行息子」ぶりを発揮した。
ポケモンGOは米ナイアンティック社が開発を主導し、任天堂が32%出資するポケモンブランドの管理会社ポケモン(東京都)がライセンス提供や開発協力を行った。
配信8週間でダウンロードが累計5億回以上と爆発的ヒットを記録。
ポケモンが多額の収益を上げ、任天堂も同社への出資分に応じた利益が入った。
任天堂はこのほか、スマホ画面を見続けなくても遊ぶことができる端末機器「ポケモンGOプラス」を9月に発売し、品薄状態が続いている。
既存のポケモン関連のゲームソフトや携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の海外販売にも好影響を及ぼしたという。
任天堂は配信直後に「業績への影響は限定的」とのコメントを出していたが、大阪市内で同日会見した君島達己社長は「想像以上の反響。
今後のゲームビジネスにもプラス効果が期待できる」と評価を引き上げた。

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