世界遺産企業、ものづくり哲学でファンドに対峙-片倉あす総会
片倉の前期(16年12月期)の連結営業損益は14億8600万円の黒字。
前の期の1億9000万円の赤字からは改善したが、5カ年中期経営計画で掲げた目標42億円には届かなかった。
内訳をみると、不動産事業は4割超の増益だった半面、医薬品や繊維はいずれも予想から下振れ。
植物工場や介護分野など新規事業は赤字が拡大した。
オアシスのセス・フィッシャー最高経営責任者(CEO)は、「片倉の多くの事業がほとんど利益になっていない。
巨額の投資にもかかわらず、不採算を続けており、資本効率が高く利益を上げられる事業に注力すべきだ」と主張。
「我々の提案はどれもとてもささやかなものだ」とした。