<ポケモンGO>「安全に注意、周りに配慮を」日本配信開始

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米国などで爆発的な人気を示しているスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO(ゴー)」の日本での配信が22日、始まった。
現実の世界を舞台とした斬新な遊び方が話題を呼んでおり、日本でも配信を待ち望む声が高まっていた。

ポケモンゴーは、スマホの画面を見ながら街中を歩き、GPSでの位置情報を使って、隠されているポケモンを捕まえるゲーム。
欧米で今月上旬から配信が始まり、米国では1日の利用者数がスマホ向けゲームとしては過去最多の2100万人に達し、特定の場所に大勢のプレーヤーが集まるなど社会現象になっている。

配信は無料で、ポケモンを捕まえる際に投げるボールなど一部のアイテムは有料とされている。
任天堂と、同社が32%の株式を保有するキャラクター管理会社「ポケモン」、米グーグルや任天堂などが出資するゲーム開発会社「ナイアンティック」が共同で企画した。
任天堂は、「近くにポケモンが居る」などのゲーム情報をランプなどで知らせる、ポケモンゴーの付属端末を7月中に発売する予定だ。

米国ではゲームに夢中になるあまり、路上の看板に衝突したり、車にひかれたりして、けが人も出ている。
ポケモンの担当者は「日本も含めて反響の大きさに驚いている。
安全に注意し、周りの人に配慮して楽しんでほしい」と話している。

任天堂はこれまでゲーム専用機が主力で、スマホゲームへの参入には慎重だった。
しかし、スマホゲームの市場が拡大する中で、昨年3月にスマホゲーム大手のディー・エヌ・エー(DeNA)と資本・業務提携を発表。
今年3月にゲームアプリ「ミートモ」の配信を始め、世界で1000万回以上ダウンロードされるヒットとなっていた。

7年連続で減収が続いてきた任天堂は、今回のヒットをゲーム機やソフトの販売につなげたい考えで、11月にはポケモンのゲーム機専用ソフトを発売する計画。
世界的なポケモンゴー人気で、任天堂の株価は急騰している。

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