「ファミコン」11月復活 任天堂、人気ゲーム30作品収録
任天堂は30日、1983年に登場して大ヒットした家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」を小型化して再現したゲーム機を11月10日に日本で発売すると発表した。
かつてファミコンに親しみながら、現在はゲームから離れている中高年層を再び市場に呼び戻す狙いがある。
「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」など往年の人気ゲーム30作品が楽しめる。
本体は、手のひらに乗るくらいのサイズ。
テレビやモニターにつないで、2本のコントローラーで遊ぶことができる。
ゲームは内蔵されており、当時の作品を含めてカセットを差し込むことはできない。
本体の希望小売価格は6458円。
ACアダプターは別売りで1080円。
ゲーム業界では、かつての80年代後半から90年代初頭に発表されたソフトの人気が根強く、スマートフォン向けに復刻されたものもある。
昨年10月には、ゲーム機関連商品のサイバーガジェット(東京)がファミコンやPCエンジンなど11機種に対応していたゲームソフトを1台で遊べる機器「レトロフリーク」(税抜き2万円)を発売。
当初は品薄状態が続く、人気だった。
ファミコンは、世界で6000万台以上を販売するなど海外でも知られた商品。
小型ファミコンの発表によって、ゲーム市場はレトロブームの様相を呈している。