1位は「日本技術の集大成」――2016年、Facebookでシェアされたニュース

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「ロボット」「リオ五輪」「人工知能」――2016年、どんなニュースが印象に残っているだろうか。
ITmedia ニュースでは、データをもとに2016年の記事からFacebookシェア数が多かった「Best 20」を抽出した。
写真や動画とともに、今年1年のニュースを振り返れればと思う。

●20位:まさかの「安倍マリオ」リオ五輪閉会式、安倍首相がマリオ姿で土管から登場
第20位は、リオデジャネイロ五輪で話題になった閉会式のニュース。
会場の真ん中に設置された緑色の土管から安倍晋三首相が「スーパーマリオブラザーズ」のマリオのコスプレ姿で登場し、「安倍マリオ」がトレンドに入るなど話題になった。

記事:まさかの「安倍マリオ」リオ五輪閉会式、安倍首相がマリオ姿で土管から登場(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:3338)
●19位:「AIの性能を上げている場合ではない」──東ロボくん開発者が危機感を募らせる、AIに勝てない中高生の読解力
第19位は、人工知能(AI)開発プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の2016年成果報告会で語られたレポート記事。
東大合格を断念したAI「東ロボくん」に対し、国立情報学研究所の新井教授は「東ロボくん(AI)の性能を上げるよりも中高生の読解力を向上させるほうが国民としては直近の課題だ」と話した。

記事:「AIの性能を上げている場合ではない」──東ロボくん開発者が危機感を募らせる、AIに勝てない中高生の読解力(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:3546)
●18位:細胞に機能追加するプログラミング言語、MITが開発
第18位は、米マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発した“細胞用プログラミング言語”の話。
DNA回路を設計し、大腸菌に新しい働きを追加できる。
将来的には、がん細胞を検知すると抗がん作用のある酵素を作り出す機能などへの活用を見込んでいるという。

記事:細胞に機能追加するプログラミング言語、MITが開発(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:3555)
●17位:読書中“寝落ち”できる「泊まれる本屋」、京都に12月オープン地ビールも提供
第17位は、みんな大好き「ごろごろ」と「お酒」のコンビネーション。
「泊まれる本屋」の2号店「BOOK AND BED TOKYO 京都店」が12月にオープンした。
同店には、京都産の地ビールを飲めるコーナーも用意されているという。

記事:読書中“寝落ち”できる「泊まれる本屋」、京都に12月オープン地ビールも提供(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:3966)
●16位:海外旅行で余ったお金を電子マネーに変換羽田空港に7月設置
第16位は、海外旅行で余ったコインや紙幣を、国内で使える電子マネーに両替できる専用端末が羽田空港に設置されるというニュース。
「これは便利!」「名案」などとSNSで盛り上がった。

記事:海外旅行で余ったお金を電子マネーに変換羽田空港に7月設置(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:4349)
●15位:五輪エンブレムの“ここ”がすごい幾何学的に分析、ネットで称賛の声
第15位は、東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムに決まった五輪エンブレム「組市松紋」を幾何学的に分析したツイート。
大きな24角形と小さな12角形の枠組みに分割でき、東京五輪・パラリンピックの両エンブレムを構成する長方形の枚数が一致していることがすごいと話題になった。

記事:五輪エンブレムの“ここ”がすごい幾何学的に分析、ネットで称賛の声(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:4419)
●14位:大人のゴミを拾う子供たち――Pokemon GOでお祭り状態の世田谷公園でゴミ拾いをしてきた
第14位は、「Pokemon GO」プレイヤーが多く集まった世田谷公園に落ちていたゴミを子どもが拾っているという、世田谷公園近くに住む2児の母・ふぁるさんのレポート記事。
一部の人のマナーにより課題も多くあった。

記事:大人のゴミを拾う子供たち――Pokemon GOでお祭り状態の世田谷公園でゴミ拾いをしてきた(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:4968)
●13位:Windows 7/8.1→Windows 10が“推奨される更新”に
第13位は、「Windows Update」でこれまで「オプションの更新プログラム」としていたWindows 10へのアップグレード更新プログラムを「推奨される更新プログラム」に昇格させたというニュースだった。

記事:Windows 7/8.1→Windows 10が“推奨される更新”に(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:4976)
●12位:上野駅に現れた「パンダPepper」の見た目がすごいことに東京メトロ、初のPepper導入
第12位は、東京メトロが上野駅に設置したパンダの姿をしたPepper。
その見た目に、FacebookもさることながらTwitterでも3万ツイートされるなど大きな話題となった。

記事:上野駅に現れた「パンダPepper」の見た目がすごいことに東京メトロ、初のPepper導入(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:5261)
●11位:Amazon.co.jp、熊本地震避難所の「ほしい物リスト」公開
第11位は、熊本地震で被害を受けた地域の避難所の「ほしい物リスト」が公開されたニュース。
避難所が必要なもの、求めているものを購入し、現地に直接配送して支援できるとして関心を集めた。

記事:Amazon.co.jp、熊本地震避難所の「ほしい物リスト」公開(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:5339)
●10位:人工知能で白黒写真をカラーに早大が技術開発、GitHubでコード公開
第10位は、早稲田大学の研究グループが開発した「白黒写真を自然な色に自動彩色する手法」。
大量の白黒・カラー画像の組を学習させ、白黒画像を自動でカラーに変換するプログラムのソースコードをGitHubで公開した。

記事:人工知能で白黒写真をカラーに早大が技術開発、GitHubでコード公開(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:5492)
●9位:Amazon.co.jp、「全商品送料無料」が終了2000円未満は送料350円に
第9位は、Amazon.co.jpの配送料改定。
2000円未満の商品の通常配送料を無料から350円(税込)に引き上げた。

記事:Amazon.co.jp、「全商品送料無料」が終了2000円未満は送料350円に(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:5739)
●8位:「体験型展示はもう古い」――日本科学未来館、開館以来初の大幅リニューアルがすごかった
第8位は、日本科学未来館開館以来初めての常設展大幅リニューアル。
これまで情報展示や体験型が主流だった「展示会」そのもののコンセプトを見直し、「経験・思考型の展示」に切り替えた。

記事:「体験型展示はもう古い」――日本科学未来館、開館以来初の大幅リニューアルがすごかった(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:5966)
●7位:「シン・ゴジラ」編集の舞台裏カメラはバラバラ、画調も合わず……庵野総監督「それでいい」
第7位は、映画「シン・ゴジラ」制作の裏側をレポートした記事。
撮影にはiPhoneが使われ、動画編集にはPremiere Pro CCが使われていた。

記事:「シン・ゴジラ」編集の舞台裏カメラはバラバラ、画調も合わず……庵野総監督「それでいい」(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:6479)
●6位:アトピー性皮膚炎のメカニズム、理研が解明ワセリンで予防の可能性
第6位は、理化学研究所がアトピー性皮膚炎の原因遺伝子を突き止め、ワセリンを塗ると予防できる可能性があると発表したというニュース。
アトピー性皮膚炎は、角質による保湿効果が低下することで招かれるというメカニズムを解明した。

記事:アトピー性皮膚炎のメカニズム、理研が解明ワセリンで予防の可能性(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:7484)
●5位:草刈りはヤギにおまかせDMM、「ヤギレンタル」スタート
第5位は、DMM.comが運営するレンタルサービス「いろいろレンタル」でヤギの取り扱いが始まったこと。
除草を目的に、ヤギ1匹あたり月額1万5000円から貸し出された。

記事:草刈りはヤギにおまかせDMM、「ヤギレンタル」スタート(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:9257)
●4位:Facebookに「超いいね!」「悲しいね」登場「いいね!」以外のボタン、日本版にも
第4位は、Facebook日本版に「超いいね!」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」のリアクションボタンが実装されたこと。
2016年1月14日に公開された。

記事:Facebookに「超いいね!」「悲しいね」登場「いいね!」以外のボタン、日本版にも(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:9477)
●3位:GoogleのヒューマノイドロボAtlasが超進化し実用域に
第3位は、Google傘下のロボットベンチャーBoston Dynamicsが開発するヒューマノイドロボット「Atlas」の動画。
人間がロボットに対してホッケースティックで突いたりロボットが持っている箱を叩き落としたりといった映像に、「かわいそう」という声も多く聞かれた。

記事:GoogleのヒューマノイドロボAtlasが超進化し実用域に(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:1万804)
●2位:任天堂“小型ファミコン”国内発売初代「マリオ」や「ドンキーコング」などレトロゲーム30本入り
第2位は、なつかしのあのゲーム機「ファミリーコンピュータ」(ファミコン)の本体サイズを約60%に縮小した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」(税別5980円)発売のニュース。
「スーパーマリオブラザーズ」や「ドンキーコング」など30タイトルが収録されており、ファミコンファンたちを大いに沸かせた。

記事:任天堂“小型ファミコン”国内発売初代「マリオ」や「ドンキーコング」などレトロゲーム30本入り(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:1万6700)
●1位:リオ五輪のかっこいい卓球台は「日本の技術の集大成」ソニー出身のデザイナーが手がける
そして第1位は、リオデジャネイロ五輪の卓球台。
このデザインは日本製で、ソニー出身の澄川伸一氏が担当した。
脚部が「X」型で、流線型の重厚感のあるつくりが特徴。
脚部が木製で、東日本大震災の被災地の木材を使ったことでも注目を集めた。

記事:リオ五輪のかっこいい卓球台は「日本の技術の集大成」ソニー出身のデザイナーが手がける(記事公開後1カ月で獲得したいいね数:1万9158)
2017年は、どんな変化があるだろう。
わくわくするようなニュースがたくさん生まれる1年でありますように。

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