ゲーム各社、PS4向けVR対応ソフト投入
ソニーが家庭用ゲーム機向けVR(仮想現実)端末を10月13日に発売するのに合わせて、ゲーム各社がVR対応ソフトを相次いで市場に投入する。
日本では隙間時間を利用して遊ぶスマートフォン向けアプリケーション(応用ソフト)が活況をみせており、家庭用ゲーム機市場は押され気味だ。
こうした中、没入感や臨場感のある同端末は、同市場の再興の起爆剤になるとして期待されている。
ソニーのVR端末は自社の家庭用ゲーム機「プレイステーション4」に接続して利用する。
ゲーム各社は映像内容や操作の仕方に新たな付加価値を生むと見ており、ゲームユーザーの奪還に向けて事業を積極化している。
バンダイナムコエンターテインメントは2014年にソニーのVR端末のデモソフトとして「サマーレッスン」を展開してきたが、10月13日に家庭用ゲーム向けとして発売する。
価格は未定。
プレーヤーはヘッドセットを装着すると、360度全方向が3D空間に囲まれ、ゲームの世界に入り込んだような没入感と臨場感を味わえる。
3D空間内のキャラクターは、プレーヤーの目線や体の動き、しぐさを観察してさまざまな反応を返す。
一方、セガゲームスは「初音ミクVRフューチャーライブ」を10月13日にダウンロード販売を始める。
歌声合成ソフトから生まれたバーチャル・シンガー「初音ミク」のライブを体感できる。
VR空間ならではの映像を映し出し、現実ではありえない演出を楽しむことができる。
価格は未定。